ヘアケア用のシリコンとは

リンス、トリートメント、コンディショナーの中には、様々な成分が含まれています。
その中でも、近年特に注目されている成分がひとつあります。
それは、シリコンです。
ノンシリコントリートメントなどの商品が出てきたように、シリコンの存在自体の是非が問われているのです。
実際、ノンシリコントリートメントは急激に人気を高めており、シリコンを必要としない人も増えています。
では、シリコンは本当に必要ない物なのか、そもそもシリコンはどんな役割を担っているのか。
その点から見ていきましょう。

シャンプーやトリートメントなどのヘアケア用化粧品に使用されるシリコンは、医療品や家庭用品などの様々な材料に使用されている、あの「シリコン」と同じ物です。
正式な発音は「シリコーン」ですが、一般的には「シリコン」で普及しています。
化学反応によって製造された人工物であり、柔らかく頑丈な材料として、広く認知されています。
そんなシリコンのヘアケアにおいての役割は、もっぱら髪の毛の「コーティング」です。
髪の毛に対して膜を作るのがトリートメント等の定義のひとつですが、その部分をシリコンが担っているという事ですね。

一方、それ以外の役割はなく、シリコンを成分として使用する事で、髪の毛のコーティングは行われますが、たとえば保湿やツヤ出し等といった効果は一切ありません。
あくまでも、シリコンは人工物。
そのため、シリコン入りの化粧品を使用するという事は、人工物を常に頭に付着させるという事になります。

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