トリートメントに必要な要素

目的に応じたヘアケアを行うには、まず最低限の知識を得ておく必要があります。
たとえば、リンス、トリートメント、コンディショナーの違いなどです。
仮に、ノンシリコントリートメントがいいのか、シリコン入りでもいいのかという判断をする場合、ノンシリコントリートメント以前に、トリートメントがどのような物かを把握しておかないと、説明が頭に入ってこないですね。
こういった定義は意外と知られていないので、この機会に覚えておくと良いでしょう。

まずリンスですが、基本的には「髪の表面をケアする化粧品」です。
一方、トリートメントは「髪の内部に浸透する化粧品」となっています。
コンディショナーはリンスに近い性質ですが、より強い作用を持った化粧品という定義がなされています。
つまり、それぞれに少しずつ役割が異なっているという事です。

ただ、成分表だけを見ると、リンス、トリートメント、コンディショナーの三つにそれほどの違いは見当たりません。
基本的には、油分、保湿剤、リンス剤といった物が入っており、そこにはシリコンもあります。
これらによって、シャンプー後の髪の毛に膜を張り、潤いやツヤを与え、元気のある髪の毛を生み出すという役割は、全部に共通したものです。
一方、髪の毛のダメージを回復するという役割は、定義の中に含まれていません。
あくまでも、これは各商品の特徴として付加された要素と考えて良いでしょう。

リンス、トリートメント、コンディショナーは髪の毛を仕上げるという役割を担った物であり、浸透や効果の大きさに違いはあるものの、大筋では同じような物といえます。

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