シリコンと髪の繊維

髪の毛は、その大半が「毛皮質」と呼ばれる物でできています。
この毛皮質というのは、極細の繊維がたくさん絡み合い、その隙間にタンパク質が詰め込まれた状態の物を指します。
つまり髪の毛というものは、基本的に繊維でできていると考えても差し支えない部位なのです。

そんな髪の毛の繊維は、ある意味本体も当然です。
よって、ヘアケアは、髪の毛の繊維にどういった影響を与えるかという事も、非常に重要な要素となってきます。
もし、繊維にダメージが残るような商品であれば、扱う上であまり得策とはいえないでしょう。
では、シリコン入りのトリートメントとノンシリコントリートメントは、果たしてどのような影響を繊維に与えるのか、検証していきましょう。

まず、シリコン入りのトリートメントですが、これを使用すると、繊維にダメージを与える可能性があります。
というのも、コーティングされたシリコンが剥がれる際に、繊維も一緒に剥がれてしまうからです。
シリコンの付着力が強ければ強いほど、この繊維のダメージも自然と増えていきます。

近年は、シリコンの乳化技術、多様化によって、この問題はある程度軽減されています。
しかし、安価な商品をはじめ、まだ以前の技術のままで商品化している事もあるため、必ずしも現代のシリコンが安全とは言いきれません。

一方、ノンシリコントリートメントの場合は、こういった心配は一切不要です。
自然素材を使ったコーティングは、繊維まで剥がすほどの付着はしないため、安全に洗い流す事ができます。

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